一日の仕事が終わりあとはゆっくり就寝・・とその時。
今日は遅くまで残業をして帰りに一人寂しく会社近くの牛丼屋により軽く夜食を済ませ家路に着いたのが今から1時間ちょっと前。夜脂っこいものを食すとお肌にも美容にもあまり良くないと聞くが夜遅くにやっている食事屋さんは限られてくるし、かといってスーパーで買い物をして帰ってこれから何か調理するなんて事は絶対に無理なのでついつい残業が長引いてしまったときは牛丼屋かハンバーガー屋かコンビニのてんや物になってしまう。もしこれでお肌の調子が悪くなったり、体を壊してしまったら会社のせいだからね、そうなったら絶対に訴えて賠償金をう~んと取ってやるんだからと無理とわかっていながらそんな事ができたらどんなに楽だろうかと思う。家に着きお風呂に入ってメイクを落としていたらかれこれ1時間くらいが経ちこんな時間になってしまった。もう今日やるべきことは全て終わり、あとは明日の戦いに向けてゆっくりと体を休める時間だ。1日の中でこの時間が1番幸せな時間である。唯一の楽しい時間を満喫しようとしていたその時、突然携帯の着信音が鳴り出した、この時間に電話がなることなんて滅多にないので少し驚いた。もし会社からだったらもちろん出るのはよそうと決めて誰からの着信か確認した。なんと着信の相手は実家からであった。こんな時間に何の用だろう、もしかして父か誰かに異変が生じてしまったのかと不安がよぎり恐る恐る電話に出た。実家の母とはむかしは凄く仲が良かったが最近は私の仕事が忙しいこともあり正月などもここ何年も実家に戻っていなく、連絡もめっきり取っていなかった。そんな実家からの電話なので余程の事があったのだろうと心配するのも無理はないだろう。
すると焦り気味の母の声が「もしもし、直子いまどこ?」と支離滅裂な言葉を発していた私は焦る母を制止するかのように「お母さん落ち着いて、どうしたのこんな時間に私は家よ。何時だと思っているの?これから寝ようとしていたところよ。お父さんか誰かに何かあったの?」すると母は少し気を取り返したかのように「直子、無事なね。」「当たり前よどうしたの?」どうやら私が交通事故にあって大変な状態に陥っているという夢を見て起きてしまったらしく、まさか正夢かもと思って心配になって電話をかけてきたらしい。「なんだ夢かぁ、私はてっきりお父さんか誰かが大変なことになっちゃったと思って電話してきたかと思って心配したわよ、でみんな元気なの?」「良かったぁ、直子は全く問題ないのね。あわてて電話なんかしちゃってゴメンネ。でも久しぶりじゃないの?どう元気にしているの?」電話をかけてきた理由が母の夢のせいだ言う事が判明し母も私が無事だという事がわかり誤解が解けた二人だったが、久しぶりの連絡なので積もる話も山ほどありすっかり長電話になってしまった?たまにはこっちに帰ってきなさい。とかいい人でもできたの?とか良くある母娘の会話のオンパレードだ。しかし私の「お父さんは元気?」という質問には1回も答えてくれなかった。あいまいに元気よ。とか話をそらしたりしていた。気にはなっていたが母が話したくなさそうなのでしつこく聞くのは止めた。そうこうしているうちに時間も経ってしまい気がついたら朝の4時を回り始めていた。「こんな時間になっちゃった。私今日も仕事だから少しは眠らないと。また電話するね。」と言って電話を切ったのはAM4:25だった。


